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Channel: 東大数学9割のKATSUYAが販売する高校数学の問題集
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【答え】nCrの和の計算 PieceCHECK 2016-9

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いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^

先日の、nCrの和の計算の解答です^^


(横浜市立大 医学部 2013




今回は、nCrの和の計算で、割と難し目の部類に入ると思います。難しさの要因として、Σに関係する文字「k」が、分母に2k+2という形で入っていることです。nCkと、2k+2という多項式が入り混じっている場合は、解答の1行目にあるような二項係数の性質を使い、kをnに変える必要があります。

nに変えることができれば、Σの前に出せますので、あとは二項係数の和の計算に帰着されます。ここまでが第一段階です。

第二段階として、二項係数の和なので、二項定理の利用が思いて欲しいところです。


Principle Piece A-22nCrの和と二項定理は結びつく
(拙著シリーズ 数学A 集合と場合の数 p.51


ただし、この二項係数の和は1つ飛びですので、単純な二項係数の和とはいきません。1つ飛びの場合は、解答にあるように、残りの二項係数の和が、元の二項係数の和と等しいことを利用するとうまくいきます。


(1+1)の2n+1乗と、(1-1)の2n+1乗を比較することでも得られますね^^




1.解けた人は、今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

2.解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。

3.解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。




Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。





関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学II 複素数と方程式
Principle Piece 数学A 集合と場合の数

※拙著シリーズは、 アマゾンのIDからでも購入が可能になりました^^






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