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先日の、知っておきたい積分に関する問題の解答です。
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(東工大 2011(後期))
図はいたって単純な問題なのですが、面積の計算はかなりメンドクサイですね。
√(x^2+1) に関する積分(双曲線絡みの面積計算)は、普通は誘導なしでは出ることはありませんが、本問は、双曲線を媒介変数表示させてあります。これを使うと出来るわけです。
東工大なので、「これで分かるでしょ」ぐらいの意図でしょう。しかし、1/cos^3 の積分も、経験がないとかなり厳しく、手が止まってしまうでしょう。
(Principle Piece 数学ⅢC(原則のみ))
そして、この形が見えにくい、かつ頻出な形が、以下の積分です。
(Principle Piece 数学ⅢC(原則のみ))
sinの奇数乗は、sinの偶数乗×sin と見れます。偶数乗であれば、相互関係によって 1-cos^2 に変形できますから、Ⅲ-48が使えるわけですね。
本問は、cosの-3乗です。負の数になっても、使えます。そこから先も計算は長いですが、原則が適用できたのであれば、ここは踏ん張りどころですね。
最後の極限は、おまけです。
log(√(t^2+1)+t) は、tが大きいとだいたい log2t=log t+log2
という感覚が、答案の根拠になっています。
極限では、「だいたい」という感覚は大事です^^
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