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Channel: 東大数学9割のKATSUYAが販売する高校数学の問題集
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【最新】センター数学 過去問一覧

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【センター試験 過去問 難易度解説 一覧】
(解き終わってから見てくださいね^^)

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^

センター試験数学I・Aおよび数学II・Bの過去問(2003年~2015年)の難易度解説や解き方のポイントなどを一覧にしました。今年のセンターは新課程2回目になりますが、ⅡBなどはこれまでとあまり変わらないので、どのような問題が出ているのか、このブログを見るだけでも大体分かります^^ぜひ、ご覧になってみてください。


センター過去問 数学ⅠA (新)2015
センター過去問 数学ⅠA (旧)2015
センター過去問 数学ⅡB 2015


センター過去問 数学ⅠA 2014
センター過去問 数学ⅡB 2014

センター過去問 数学ⅠA 2013
センター過去問 数学ⅡB 2013

センター過去問 数学ⅠA 2012
センター過去問 数学ⅡB 2012

センター過去問 数学ⅠA 2011
センター過去問 数学ⅡB 2011

センター過去問 数学ⅠA 2010 
センター過去問 数学ⅡB 2010 

センター過去問 数学ⅠA 2009 
センター過去問 数学ⅡB 2009 

センター過去問 数学ⅠA 2008
センター過去問 数学ⅡB 2008

センター過去問 数学ⅠA 2007
センター過去問 数学ⅡB 2007

センター過去問 数学ⅠA 2006 
センター過去問 数学ⅡB 2006 

センター過去問 数学ⅠA 2005 
センター過去問 数学ⅡB 2005 

センター過去問 数学ⅠA 2004
センター過去問 数学ⅡB 2004

センター過去問 数学ⅠA 2003
センター過去問 数学ⅡB 2003






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謹賀新年 2016。

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いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^


まずは2016年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。



職業柄毎年感じるのですが、年明けムードに浸っている場合ではない、ということですね^^; センター試験、2次試験が次々に始まっていきます。

ここから約2ヶ月が勝負となります。寒い時期ですが、風邪をひかないように一緒に頑張りましょう!

さて、ことしは2016に絡んだ問題を出題いたします。オリジナル問題です。




Piece CHECK(謹賀新年2016年Ver)





※2次の入試問題として出題されてもおかしくないレベルの問題です。じっくり考えてみましょう^^











謹賀新年 2016(答え)

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いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^
先日の、Piece CHECK (謹賀新年2016Ver)の問題の解答です^^





今年の数値「2016」を題材とした問題です。

2016=2×2×2×2×2×3×3×7 であり、非常にねらわれやすそうな数値であることがわかります。


すべてを割り切るということなので、まずは最初の2項の最大公約数を求めてみると144となりますので、求めるものは144の約数です。

そこで、144であることを示します。nに関する証明なので、帰納法が自然な発想でしょう。


Principle Piece B-22nに関する証明なら数学的帰納法
(Principle Piece 数学B 数列 pp.50-57)


数学的帰納法では、kからk+1のときを証明します。そこで、この数列の漸化式を作っておくことを考えられれば、帰納的に全ての項が144の倍数であることがわかります^^












【1】「こんなの簡単すぎる!!」と思った人は、Pieceが身についています^^今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

【2】解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。


【3】解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。


Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。








<関連するPrinciple Piece> 
Principle Piece 数学IA 原則のみ







<過去のPiece CHECK>
2年分のPiece CHECKを分野別にしてあります。これだけ見れば、問題集1冊分ぐらいあります!











NEW(9/2)


センター数学過去問の評価一覧はこちらからどうぞ













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【センター】2014年 数学IA 第1問 数と式 &論理と集合

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●センター試験過去問の解説です。解き終わってから見てくださいね^^



いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^


センター試験が近づいてきましたので、本日からはセンター試験の過去問を題材に解説をしていきます。


※問題については、お手元の過去問集や、各種予備校のサイト、大学入試センターのHPなどから入手できますので、そちらをご覧下さい^^




おそらく、センター試験の過去問の解説やサイトの中で、最も「リアルな」解説になると思います。




2014年 数学IA 本試 第1問 数と式&論理と集合





実際に紙面上でKATSUYAが解いたものは、こちらにあります^^



ここでは、センター試験として解くには、どこまで不完全な答案でよいか、といった、時短テクニックに重点を置きます。センター試験で解くときは、上の紫の部分さえ書けばOKです。






[1] 最初の計算は余白にささっと行いましょう。a+bは通分作業がそのまま有理化につながりますから、1つ1つ有理化する必要はありません。

また、a^2+b^2については、自分で「対称式利用」とわかっているなら、(a+b)^2-2ab と書く必要もないです。
(○+√△)^2 程度であれば、できれば暗算で書きたいですね。

最後はaだけの式ですから、bを消去すればOKです^^


[2] 論理と集合の問題です。要素の個数が10個しかありませんので、今年はラッキー問題でしょう。こちらの時短テクで「ごちそうさま」です。


センター時短テクとびとびで集合の数が少ないなら、全て書く



(3)の考え方は、例えば選択肢「0」の場合は、P∪Rはそんなに多くないので並べます。これをQの補集合が含むかどうかです。逆にQにP∪Rの要素が1つもなければOKですので、それを判断しています。 答案としては必要ありません。

補集合などの問題はかかずにできればベストですが、多くても10個なので、不安な場合は全て書き並べてしまえばOKです。





本コーナーでは、過去問の解説などからは見えない部分を解説していくことで、他にはない、独特の観点から解説をしていきます。







関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学A 論理と集合
(無料です^^)

Principle Piece 数学I 数と式





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【センター】2014年 数学IA 第2問 2次関数

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●センター試験過去問の解説です。解き終わってから見てくださいね^^



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2014年 数学IA 追試 第2問 2次関数


実際に紙面上でKATSUYAが解いたものは、こちらにあります^^



ここでは、センター試験として解くには、どこまで不完全な答案でよいか、といった、時短テクニックに重点を置きます。センター試験で解くときは、上の紫の部分さえ書けばOKです。






前半は頂点、2次方程式、平行移動です。平行移動量を聞いているときは、頂点比較が楽です。ここはいかに計算を素早く行うかにかかってきます。


後半は共有点条件、最大・最小、そして解の存在範囲です。解の存在範囲はセンター頻出問題。今回(2014本試)、2015年追試験で出題されています。

頻出だからこそ、原則と時短テクを押さえておけば差をつけられますね^^

Principle Piece I-32解の存在範囲 →グラフで考察

(拙著シリーズ「数学I 2次関数」p.44)

(新版、旧版で記載ページ、番号が異なる可能性があります。)


センターでは極力日本語を避け、必要な数式だけを書きます。解の存在範囲の場合はグラフは記憶を助けるだけのものなので、できればグラフも頭でイメージできるようになるといいでしょう。

センター時短テク解の存在範囲 条件だけを書く




答えの形から見て、どの条件も「因数分解できるハズ」と考えると、「x=ー1でy>0」も因数分解しやすいと思います^^



ただし、思いつかなかったらとっとと解の公式を使いましょう。ちょっと迷った時点で、こちらの方が早いです。

センター時短テクたすきがけを10秒で思いつかなかったら解の公式で





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関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学I 2次関数





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【センター】2014年 数学IA 第3問 三角比と平面図形

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2014年 数学IA 本試 第3問 三角比と平面図形の融合




実際に紙面上でKATSUYAが解いたものは、こちらにあります^^



ここでは、センター試験として解くには、どこまで不完全な答案でよいか、といった、時短テクニックに重点を置きます。センター試験で解くときは、上の紫の部分さえ書けばOKです。

 

2006~2014年の三角比は平面図形と融合のため、センター数学では最難問と言えるタイプの問題でした。

正弦定理や余弦定理に加えて方べきの定理なども合わせて問われるという、教科書にはないレベルの問題といえます。


まず、図形の問題なので、こちらをしっかりと守りましょう。


センター時短テク図は①「大きく」、②「余白を空けて」、③「出来れば正確に」



√が入っている長さも、√3=1.73 などを利用して、おおよその3辺の長さを判断して書けるようになるといいです^^


図形に情報を書き込んだら、単純な正弦定理や余弦定理はできれば直接数値を入れて計算していきたいところです。


そのためには、正弦定理と余弦定理の使い分けがしっかり出来なければいけません。


Principle Piece I-43正弦定理、余弦定理のつかいわけ
[1] 2辺夾角 → 余弦で残りの辺
[2] 1組の対辺と対角 → 正弦で他の組
[3] 3辺の長さ → 変形余弦で3角

(Principle Piece 数学I 三角比 p.25)
※新旧版で記載ページや番号が異なっている可能性があります。

また、sin⇔cosの相互関係も、数値がそんなに大きくないのであれば、暗算がベストです。sinの分母が8なら、cosの分母も8です。計算するのは分子だけです^^







後半は平面図形との融合。角の2等分線を引いているときは、辺の比をどんどん活用して長さを出していきましょう。2等分線そのものであるBEは、三角比の知識が必要です。三角形ABEで余弦定理ですね^^


また、三角形の面積の比を聞いているときは、下記2パターンのどれかです。新課程でも充分使えるテクニックです。


センター時短テク三角形の面積比の問題は、どちらかで考える
[1] 線分比から面積比
[2] 相似比から面積比



今回は、2つの三角形は相似です。三角形の片方の頂点にFが入っていますが、Fを含む線分の長さはまったく求めていませんので、他の部分で相似比を発見しよう、と思えば、割とすぐに見つかります。



最後は、「角度に注目すると」と問題文に書いてありますから、関係の有りそうな部分の角度を求めていきます。答案では「α」などとおいて説明していませんが、センターでは図にどんどん書き込めばOK。



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関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学A 平面図形

Principle Piece 数学I 三角比





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【センター】2014年 数学IA 第4問 場合の数と確率

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2015年 数学IA 本試 第4問 場合の数と確率



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さて、本題です。センター試験における場合の数や確率では、ルールが少し複雑な傾向にあります。最初の設定はしっかり読み込みましょう。

今年は、サイコロの目に従って6方向に向かうことができる設定で、通常の経路の問題よりも少し複雑かもしれません。しかしその分、誘導があります。

(1)問題文にかいてあるので、4C2とわかります。暗算ですね^^

(2)は最短に比べると1回だけ多いので、半遠回りな「3」、「5」が入るとわかります。逆走すると少なくとも2回ロスするという考え方は重要です。

(3)は(2)ができれば一瞬。6の4乗ぐらいは暗記です。


(4)は誘導がないと厳しいですが、これだけ誘導がありますから、これに従いましょう。例えば最初は、以下のように考えます。

真逆の向き「1」にいったからロス2回で最低6回。ということはあとは最短でいかないとダメ。「4」の向きのみ。

答案には必要ありませんので、このような思考ができれば、割と短時間で最後までたどり着くと思います。


また今年の「タチツ」のように、「最後はこれまでの結果を利用する」流れをよく見かけますので、アンテナを貼っておきましょう。


センター時短テクこれまでの結果を利用して「和事象」または「余事象」の利用も



本問はわかりやすかったですね^^







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関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学A 集合と場合の数

Principle Piece 数学A 確率





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【センター】2015年 数学IIB 第1問 [1] 図形と式

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2015年 数学IIB 本試 第1問 [1] 図形と式





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最初の「アイ」は直接書き込めます。かけて「-1」のペアは、分母分子をひっくり返して符号を変えると出ます^^


次は交点ですから、連立すれば座標は出せます。ざっと読めば連立は目に見えていますので、先に分母を払っておきましょう。

次の距離は、交点Qを出したあとなので、距離公式にあてはめたくなりますが、実は点Pと直線lとの交点として出すほうが計算量は減ります。ちょっと聞き方に悪意を感じますね^^;


後半の(2)は、(1)の結果を用いて、文章に従って計算するだけで解決します。絶対値を外すときはプラスマイナスをつけましょう。

(2、2)を代入して「q」に関する2次方程式を解きます。答えの形からして、因数分解出来ることは予測できますね^^


最後は外分点ですが、外分点は無理に公式に当てはめるよりも図を書いたほうがわかりやすいです。ベクトルの問題での長さの比の感覚でOKです。


センター時短テク外分比は図を書いて判断したほうが早い








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関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学II 図形と式
Principle Piece 数学II・B 第1回センター模試
Principle Piece 数学II・B 第2回センター模試





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【センター】2014年 数学IIB 第1問[2] 指数・対数関数

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2014年 数学IIB 本試 第1問 [2] 指数関数・対数関数






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2014年の対数関数は計算があまり必要でなく、簡単めでした。


最初の「ソ」「タ」は暗算でもほぼ解答できます。直接書き込めますね^^

次の⑤の式は、④の式を3で割っていると早く気づけるかどうかです。log(2)mとなっていますので、「指数の3を前に出して割ったんだな」と思えればOK。


次は少し整数問題が絡んでいます。自然数は1以上→log をとると0以上の流れです。 よってm=0、1となります。流れにうまく乗れば、ここまでほぼ計算不要です^^


「ヌネ」は2/3をひっくり返すだけです。かけて1になる組み合わせは、分子分母の入れ替えでとっとと済ませましょう。


あとは、文章に従うだけで最後までほぼ暗算で直接答えを書き込めますね^^









本コーナーでは、過去問の解説などからは見えない部分を解説していくことで、他にはない、独特の観点から解説をしていきます。







関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学II 指数関数・対数関数
Principle Piece 数学II・B 第1回センター模試
Principle Piece 数学II・B 第2回センター模試





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【センター】2014年 数学IIB 第2問 微分積分

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2014年 数学IIB 本試 第2問 微分積分


実際に紙面上でKATSUYAが解いたものは、こちらにあります^^


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自分解いた答案と比べてみてください^^



2014年の微積はおとなしめです。

前半の「ア」~「エ」は、ほぼ計算不要で直接答えを書き込めるレベルです。極値を持つので、「異なる2解」を持つ必要があります。p>0です。なれていれば、1分で通過可能です。


(2)の「エ」~「ク」も簡単。x=p/3をf’(x)に代入して=0にするだけでpは出せます。関数がy=x^3-3x と決まりますが、センター試験では増減表もかかずに極大・極小を答えられます。


x^3の係数が正ですから、微分して=0の解x=ー1、1のうち小さい方で極大、大きい方で極小です。それを利用すれば、「エ」~「ク」も2分程度で行けるでしょう。



センター時短テク増減表を書かずとも極大・極小は分かる


「ケ」以降は少し計算が必要。極小点(x=1の点)を通る接線のうち一つはもちろん、x=1を接点に持ちますが、それ以外の点です。しかし、この「x=1を接点に持つ」ことが、計算時間短縮において大きな意味を持ちます。


接点を(b、f(b))とおいて接線の方程式を作り、それが極小点(1、ー2)を通ることを利用してbに関する方程式を作ります。しかし、上記の事実から、(因数定理を使わずとも)b=1は解であることが分かっているわけです。従って、b-1で割る事で残りの解を出すことが出来ます。




3次曲線上の点における接線は、その点を接点にもつ接線Aと、その点を「通る」接線Bの2本あります。従って、解は2つですから、片方(接線Aの方)が重解でとなります。これを知っておくことは、大きな時短テクになりますね^^


センター時短テク3次曲線上のもう一つの接線は因数定理不要



私もこれを用いていますので、割り算の計算は数秒で済んでいます。(逆に言うと、計算が早いわけではないということです。)

接点が出れば接線も出ますね^^


(3)は放物線です。頂点+1点ですから、標準形で置きます。最後の面積は6分の公式などが使える形ではありませんから、「頑張る」しかないですね。


6分の公式は便利ですが、使える形は限られています。使用可否については、素早く判断できるようにしておきましょう。



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関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学II 微分
Principle Piece 数学II 積分

Principle Piece 数学II・B 第1回センター模試

Principle Piece 数学II・B 第2回センター模試





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【販売開始】 Principle Piece 数学III 式と曲線

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いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^


Principle Pieceシリーズ最新作、「数学Ⅲ 式と曲線」の販売を開始しました。本シリーズ、最後の単元が完成しました^^





★ 数学Ⅲ 式と曲線



高校数学の数学III「式と曲線」に関する解法の元となる考え方(原則)を、例題を通して学んでいくための参考書です(全56ページ、例題44題)


数学は、どんな難問も、超基礎・根本から学べる「原則というピース」を組み合わせたパズルです。このピースこそが、本シリーズにおける数学解法のコアとなる部分です。



「式と曲線」の主役である「2次曲線」に関する典型的な問題に始まり、他の問題集にはあまり書かれることのない媒介変数表示の網羅的解法、さらには極方程式を利用することによる2次曲線の有名性質の証明まで、体系的に収録しました。



基本的な練習問題から入試レベルの応用パターン問題まで、現在のレベルに合わせて無理なく学習でき、かつかゆいところに手が届く問題集です^^







★ 数学Ⅲ 式と曲線



■参考書(白Piece)シリーズ■


★ 数学Ⅰ 数と方程式

★ 数学Ⅰ 2次関数

★ 数学Ⅰ 三角比


★ 数学A 場合の数

★ 数学A 確率 

★ 数学A 整数 

★ 数学A 平面図形 

★ 数学ⅠA(原則のみ)
(原則のみをコンパクトに収録^^)



★ 
数学Ⅱ 式と証明

★ 数学Ⅱ 複素数と方程式

★ 数学Ⅱ 図形と式

★ 数学Ⅱ 三角関数 

★ 数学Ⅱ 指数関数・対数関数

★ 数学Ⅱ 微分 

★ 数学Ⅱ 積分


★  
数学B  数列

★ 数学B ベクトル


★ 数学Ⅲ 複素数平面  

★ 数学Ⅲ 関数

★ 数学Ⅲ 極限

★ 数学Ⅲ 微分

★ 数学Ⅲ 微分法の応用

★ 数学Ⅲ 積分法

★ 数学Ⅲ 積分法の応用



■徹底反復練習(青Piece)シリーズ■


★ 数学Ⅰ 展開・因数分解



■原則一覧シリーズ■


★ 数学I・A 原則一覧

★ 数学II・B 原則一覧

★ 数学III 原則一覧



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【センター】2014年 数学IIB 第3問 数列

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2014年 数学IIB 本試 第3問 数列


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自分解いた答案と比べてみてください^^



(1)は階差数列の基本的事項です。公式(a1+Σ・・・)は自分では分かっていることですから、具体的に階差数列を入れた結果から書けばOKです^^ n=1のときの確認はセンターでは不要。問題文から、n=1のときもOKであることは明らかです。



(2)は、bnを求める問題です。b2は慎重に計算すればOK。「セ」~「タ」は、分子・分母がともに1次式になっています。両方とも因数分解できて、約分できると予想しましょう^^


その後、順におきかえてcn、dnの漸化式を導いていきます。少し遠回りですが、問題文からイマイチ見えないときは、まず、b(n+1)とb(n)の関係式をそのままc_(n+1)とc(n)に書き換えて見るといいでしょう。


dnまでの誘導にうまく乗ることができれば、ほとんど計算不要ですね^^


bnの一般項は部分分数分解により、和も出せます。


今回は漸化式が割と複雑なパターンでしたので、なれていない人には途中何をしているかわからないかもしれません。しかし、仮に途中がよくわからなくても、bnの一般項を出すのであればk=1、2・・・を入れて類推してしまうという手もあります。点を稼ぐためですから、手法は選ばずいきましょう^^


センター時短テク数列は、わからなくなったらk=1,2・・・を入れて推定する











本コーナーでは、過去問の解説などからは見えない部分を解説していくことで、他にはない、独特の観点から解説をしていきます。







関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学B 数列

Principle Piece 数学II・B 第1回センター模試

Principle Piece 数学II・B 第2回センター模試





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【センター】2014年 数学IIB 第4問 空間ベクトル

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2014 数学IIB 本試 第4問 ベクトル

(ちょっと画質が粗いですね。すみません^^;)

実際に紙面上でKATSUYAが解いたものは、こちらにあります^^



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自分解いた答案と比べてみてください^^

まずは立方体ですから、大きく、きれいに余白に書いておきましょう。長さが3ですから、1:2に内分する点は公式を使わずとも、算数的に求められますので、KやLの点は一緒にメモしてしまいます。

センター時短テク図は大きく、なるべく正確に書く



センター時短テク内分点は算数的に出すことも考える




ここまで準備しておけば、LK成分は簡単です。平行四辺形の条件ですから、次も簡単です。さらに、MやNは成分が与えられていますから、それに従えば「ク」まで簡単に出せます。3分ぐらいでいけそうですね^^

内積から長方形だとわかりますので、面積まで入れても4分程度でいけます^^


後半も、Pの座標が与えられていますので、素直に内積を求めます。p、q、rの3文字に対して、等式が2つですから、文字は1つ残ります。問題分から、何を残すのか素早く判断し、連立方程式を作りましょう。

今回は、「r」を残すので、○p+△q=□r のように、残したい文字を右辺に持っていくと見やすいでしょう。空間ベクトルでは、「両方に垂直なベクトル」を求めるときなど、よく使う手法ですね^^

最後に、OPとPLが垂直であること(これが、平面α上にある条件です)から、rも出せますね^^



OPの長さは当然2乗しますが、成分の2乗をまともに計算すると地獄。ここは9/35を前に出すのが正解です。


以前、こちらでも記載しましたね^^

高さが出れば、体積はおまけですね。







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関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学B ベクトル

Principle Piece 数学II・B 第1回センター模試

Principle Piece 数学II・B 第2回センター模試





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過去問こそ最強。

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【センター試験 過去問 難易度解説 一覧】
(解き終わってから見てくださいね^^)

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^

いよいよ、センター試験まで残すところあと3日を切りました。すでに過去問はほとんど解き終えていることと思います。

センター試験数学I・Aおよび数学II・Bの過去問(2003年~2015年)の難易度解説や解き方のポイントなどを一覧にしました。今年のセンターは新課程2回目になりますが、ⅡBなどはこれまでとあまり変わらないので、どのような問題が出ているのか、このブログを見るだけでも大体分かります^^ぜひ、ご覧になってみてください。



センター過去問 数学ⅠA (新)2015
センター過去問 数学ⅠA (旧)2015
センター過去問 数学ⅡB 2015


センター過去問 数学ⅠA 2014
センター過去問 数学ⅡB 2014

センター過去問 数学ⅠA 2013
センター過去問 数学ⅡB 2013

センター過去問 数学ⅠA 2012
センター過去問 数学ⅡB 2012

センター過去問 数学ⅠA 2011
センター過去問 数学ⅡB 2011

センター過去問 数学ⅠA 2010 
センター過去問 数学ⅡB 2010 

センター過去問 数学ⅠA 2009 
センター過去問 数学ⅡB 2009 

センター過去問 数学ⅠA 2008
センター過去問 数学ⅡB 2008

センター過去問 数学ⅠA 2007
センター過去問 数学ⅡB 2007

センター過去問 数学ⅠA 2006 
センター過去問 数学ⅡB 2006 

センター過去問 数学ⅠA 2005 
センター過去問 数学ⅡB 2005 

センター過去問 数学ⅠA 2004
センター過去問 数学ⅡB 2004

センター過去問 数学ⅠA 2003
センター過去問 数学ⅡB 2003






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当日に携帯で!センター数学直前チェック(数学 I:2016_Ver)

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●当日に確認するなら、このエントリー^^ 数学Ⅰのセンター直前の知識層整理

数学Aはこちらから
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いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^ 

センター試験まで、いよいよあと2日となりました。さすがにこの時期は、センター試験に向けて模試や直前パックなどをやっていることでしょう。




数学は暗記科目と違い、当日になると手持ち無沙汰になってしまうことも多いです。(今年は時間割が変わり、理科との兼ね合いによる待ち時間はないようですが^^;)

とりあえず傍用問題集やチャートの表紙にある公式一覧はコピーして持っておきましょう。




こちらのエントリーは、その公式とともに、「当日に携帯で見られる数学直前チェック」として書いてみることにします^^ 



まず数学ⅠAは、大問構成が大幅に変わるでしょう。予備校が出している模試や予想問題もまちまちです。構成にこだわらず、単元ごとに行きましょう^^


[1] 数学Ⅰ 数と式

・基本的な2次方程式、2次不等式を解くことはできますよね^^

・絶対値がついているときの方程式
|A|=c ⇔ A=±c
|A|≦c ⇔ -c≦A≦c
|A|≧c ⇔ A≦-c、c≦A
→これは、
cが定数のときだけです!使いどころを間違えないように!

例 |x+4|≦-5 ⇔ -5≦x+4≦5 はOK
例 |2x-1|≦x ⇔ -x≦2x-1≦x はダメ! すなおに、x≦1/2、x>1/2 で場合分けしましょう。



・√ がついた式の大小比較

4√5=√80 などとして、全て√ の中に入れてから 8<√80<9 として評価してください。

・3ー√2 と√3 の大小 「√が入っているものと入っていないものに分けて2乗する」を繰り返します。

 
3ー√2 と√3 
→3と√2+√3 2乗して
→9と5+2√6 また分けて
→4と2√6 また2乗して
→16と24
→右の方が大きい!

穴埋め裏技】 
10までの√については、小数第3位ぐらいまでおぼえてけば大小比較は一瞬で出来ますので、ぜひ!!

√2=1.414・・・
√3=1.732・・・
√5=2.236・・・
√6=2.449・・・(暗記している人、すくないです)
√7=2.645・・・(暗記している人、すくないです)
√8=2.828・・・(√2の2倍!)
√10=3.162・・・




√ 絡みの対称式の問題も出ます。必須のものは要チェック!

x^2+y^2=(x+y)^2-2xy 
(x-y)^2=(x+y)^2-4xy  
→ x-y に戻すときには、正負に注意!


x と 1/x に関する対称式もぬかりなく。

x^2+1/x^2=(x+1/x)^2-2
(x-1/x)^2=
(x+1/x)^2-4
→ こちらも、正負に注意。0<x<1 なら x-1/x は負です。



[2] 数学Ⅰ 論理と集合


こちらはあまり出題内容は変わらないと思われます。

不等式の解などが集合になっている場合は数直線
p→q が真 pの範囲にqが含まれる、pはqの十分条件、qはpの必要条件 (必要・十分は大丈夫ですね^^)


整数など、とびとびの値が集合になっている場合は基本的には全部羅列し、調査します。20個ぐらいであれば、書くのに1分もかかりませんので。





[3] 数学Ⅰ 2次関数

・平方完成(文字「a」が入っている可能性が大)を間違えると、全滅しますので、ここは慎重に。

・平行移動は、頂点比較か、y-b=f(x-a) の利用
→移動の仕方を聞かれているなら、頂点比較が有利
→移動の仕方がわかっていれば、y-b=f(x-a)利用です。


・最大値、最小値の軸分け メインイベント候補です。

■下に凸、最小値 (
定義域●≦x≦▲とします。)
 軸<●  ●≦軸≦▲  ▲<軸 の3パターン分け

■下に凸、最大値 (定義域の●≦x≦▲とします。)
 軸<(●と▲のど真ん中) (●と▲のど真ん中)<軸 の2パターン分け 

■上に凸、最小値 (定義域●≦x≦▲とします。)
 軸<(●と▲のど真ん中) (●と▲のど真ん中)<軸 の2パターン分け 

■上に凸、最大値 (定義域●≦x≦▲とします。)
 軸<●  ●≦軸≦▲  ▲<軸 の3パターン分け


0≦x≦2 において f(x)≦0 → 0≦x≦2 におけるf(x)の最大値が0以下 と読み替えられるように。上の場合分けのあとで、ついでに聞かれるかもしれません。 


・判別式Dの使いどころ(表現が多彩です。一通りチェックを!)
方程式なら・・・「2解を持つ(D>0)」「実数解を持つ(D≧0)」「重解を持つ(D=0)」

グラフなら・・・「2点で交わる(D>0)」「共有点を持つ(D≧0)」「接する(D=0)」「常に上方にある(D<0)」「すべてのxでy>0(D<0 かつ下に凸)」

※最近は、「≧」か「>」かも聞かれますので、要注意!




・切り取る線分の長さ
実際に解の公式で解き、大きい方から小さい方を引きます。







・解の存在配置 軸分けと並ぶメインイベント。
■「2解がともに正」「異なる2つの正の解を持つ」「x軸の正の部分で2回交わる」など
→条件は、軸>0、D>0、f(0)>0(y切片が正) です

■「2解がともに負」「異なる2つの負の解を持つ」「x軸の負の部分で2回交わる」など
→条件は、軸<0、D>0、f(0)>0(y切片が正) です


■「正と負の解を持つ」「解が異符号である」「x軸の正と負の部分で交わる」など
→条件は、f(0)<0(y切片が負) のみです。これが出たらラッキー^^



[4] 数学Ⅰ 三角比

・正弦定理・余弦定理の使い分けチェック!

角度の情報が多い・・・正弦の可能性大
長さの情報が多い・・・余弦の可能性大
外接円の半径・・・正弦確定

余弦定理は方程式型もよく出ます。2辺と、間以外の角度が分かっている場合に使えます^^

例:AB=5、BC=7、∠CAB=60° のときCA=x を求める。(本番では、必ず大きく絵を書く!)

49=25+x^2-2・5・x・cos60°

x^2-5x-24=0 (x-8)(x+3)=0 x=8(>0)



・角の二等分線の長さ:面積を2通りに表すことで解けます。他にも、「垂線の長さ」「内接円の半径」はこの方針の可能性大です。


tan を聞かれたら、直角三角形を見つける or 作る
正弦・余弦みたいな定理が tan にはありません。三角比の最初の定義に従い、直角三角形を見つけて比を出してください。



・立体問題のとき 自分が着目する三角形は、余白に改めて書く。立体にムリヤリ書くと長さをあやまります。また立体問題でも、「平面に下した垂線の長さ」は、体積を2通りに表すことで解けます。







[5] 数学I データ分析

・まずはデータをとっとと小さい順に並べる。中央値、第1四分位数などの出し方は要チェック。


例 データが30個ある場合
第1四分位数・・・小さい方から8個目
中央値・・・小さい方から15個目と16個目の平均
第3四分位数・・・小さい方から23個目 (22個目ではありません!)



・箱ひげ図とデータの関係 
箱の長さ、ひげの長さはデータの個数と関係ありません。みな、同じ個数だけあります。


・散布図を選ぶ際のヒント
1.最大値、最小値が合っていないものは即消去
2.残ったものについて、散布図のどこが違うかをよく見て、その部分だけ元のデータをチェックしてみる。

3.データが全部ない場合は、中央値や第1四分位数などを手がかりにする。(第1四分位数より少ないものが8個あるものが正解、など)


・箱ヒゲ図を選ぶ際のヒント
1.最大値、最小値、Q1,中央値、Q3の違いをよく見て、違うものを消す。
2.ヒストグラムからは正確に分かりませんので、階級の違うものだけを見ます。例えば、最大値がどれも45~50に入っていれば、最大値では選べませんので、見る必要もありません。



・分散、標準偏差、共分散、相関係数の求め方は要チェック。なお、相関係数は0.7以上、あるいはー0.7以下であれば、散布図を見た瞬間に右上がり、右下がりと判断できるレベルです。0.5ぐらいだと、実は微妙です。数値とグラフの目安を覚えておきましょう。


※数学Aも書いていたんですが、「ブログが長くて保存できません!」と怒られたので、分けて書きます^^;





数学Aはこちらから
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当日に携帯で!センター数学直前チェック(数学 A:2016_Ver)

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こちらのエントリーは、その公式とともに、「当日に携帯で見られる数学直前チェック」として書いてみることにします^^ 

数学Ⅰからの続きです
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[6] 数学A 場合の数、確率

CやPの計算で出せるものは最初の1、2個ぐらいです。あとは、場合分けしながら計算していくものだと思っておきましょう。20通りぐらいなら、気合で全部書いてみるのもありです。


例:1、2、3を用いて6ケタの整数を作る。同じ数字を4回まで用いてよいとき、何通りできるか。

同じ数字を「5回」使っているときと「6回」使っていときに場合分けします。

「6回」 111111、222222、333333の3通り
「5回」 ●●●●●▲ ●の選び方3通り、▲の選び方2通りで計6通り。 並べ方で6通り 計36通り

3^6-3-36=690通り


「5回」のときの考え方は特に重要。文字の種類が2種類の場合に、とりあえず●とか▲で起きます。その「選び方」と「並べ方」を計算で出せばOK、ということです。


・条件付き確率
今年度より新課程で登場します。旧課程との兼ね合いで出ないのでは、との憶測もありますが、旧課程は問題が別のはずなので、淡い期待は抱かないほうがいいです。


例 忘れん坊のF君は友達の家にいくと、1/2の確率で時計を忘れます。A君、B君、C君の家の順に遊びに行って戻ってきたとき、時計がありませんでした。このとき、B君の家に忘れている確率は? (1/3ではありません!)


分母・・・とき」の手前にある確率、すなわち時計を忘れている確率です。忘れない確率は、1/2×1/2×1/2=1/8 なので、忘れている確率は7/8 です。

分子・・・とき」の前後がともに起きる確率、すなわち、時計を忘れていて、しかもB君の家である場合です。A君の家で忘れず、B君の家で忘れるので、1/2×1/2=1/4 です。


求める条件付き確率は、1/4÷7/8=2/7 となります。


とき」の前後をよく見て、確率を出すようにしましょう。「この条件のもとで」などという表現の時もあります。




[7] 数学A 平面図形
新課程では選択科目なので、単体で出題されます。2015年は、証明問題ではなく、長さなどの諸量を求める問題でした。こちらの対策としては、定理を一通りおさらいしておく必要があります。長さを求めるときに使える定理なのか、角度を求めるときに使える定理なのかを区別しておくことが一番重要です。


長さ・・・三平方、平行線と線分比、各の二等分線の定理、中線定理、相似、円外の点から引いた接線の長さ、方べきの定理


角度・・・平行線、相似、円周角の定理、内接四角形、接弦定理


例えば、ED・EC=??? などと聞かれている場合、方べきの定理の可能性が高いです。そうでなくても、どこか相似な三角形の辺の比を式変形(内項の積=外項の積)することで出てくる可能性があります。


文章からもうまく判断しましょう。・・・・「であるから」と書かれていれば、その事実を使うはずです。

・・・・であり、また・・・・とあった場合は、ただの並列なので、この2つは直接関わりがなく、違う事実を用いて求めるものかもしれません。








[8] 数学A 整数
整数問題も、今年から初登場となります。昨年は、素因数分解と1次不定方程式という形式でした。証明問題は出しにくいので、おそらく方程式系統が最も可能性が高いでしょう。



・倍数判定法 2,3,5,6,8,9は必須。最大公約数や素因数分解で大きく威力を発揮します。


11の倍数判定法・・・「奇数桁目の和」と「偶数桁目の和」がゼロまたは11の倍数であればOK


例: 142857 1+2+5=8 4+8+7=19 19-8=11 で11の倍数 142857=12987×11

知らなかった人は、ぜひ!


今年は2016年です。2016=32×63 と、素因数分解できます。どこかの大学では出題可能性がありそうですね。



・2数A、Bの最大公約数G,最小公倍数Lの間に成り立つ関係

(1)A=Ga、B=Gb とおける(a,bは互いに素!
(2)L=Gab 
(3)AB=GL

最大公約数Gが分かっていようがいまいが、(1)のおき方が一番重要です。こうおけば、(2)、(3)が全て使えます。


例 最大公約数が6、最小公倍数が216となる2数を求めよ。

A=6a、B=6b とする。←(1)のおき方
216=6ab より ab=36←(2)のおき方

a,bは互いに素なので、(a,b)=(1,36)or(4,9)のみ。2数は (6,216)(24,54)




・3数以上の最大公約数、最小公倍数


1つ1つ、素因数分解して、素因数の小さい順に並べておけば見やすいです。各素因数の指数が一番小さいものを集めれば最大公約数、大きいいもを集めれば最小公倍数です。

例 120、196、252の最大公約数・最小公倍数

120=2^3×3^1×5^1
196=2^2      ×7^2
252=2^2×3^2    ×7


最大公約数 2^2×3^1=12 
最小公倍数 2^3×3^2×5^1×7^2=17640


・ユークリッドの互除法
例 198と253の最大公約数
 253=198×1+55
 198=55×3+33
 55=33×1+22
 33=22×1+11
 22=11×2 → 11

なお、最後までやる必要はありません。3行目ぐらいで分かりますよね^^



・1次不定方程式・・・手順を要確認です。


例 3x+5y=1 の一般解
 
穴埋め裏技】 
まず、x=2、y=-1 を見つける。
xを5ずつ増やして、yを3ずつ減らしても和は変わらない。
x=2+5k、y=-1-3k


速いですね^^ もちろんx=2-5k、y=-1+3k でもOK。


例 7x+11y=1 

【見つけ方】 
係数の大きい「y」に1,2,3,4,5,6 を入れれば、必ず整数になる「x」が1つ見つかります。「x」だと、1~10まで入れなければいけません。係数が大きいほうに入れましょう。

実際、x=-3、y=2 で上と同様にx=-3+11k、y=2-7k



2次式の整数解・・・無理やり因数分解です。かけて●となる組み合わせを探すことになります。

例 xy-3x-3y=0 となる整数x、y

(x-3)(y-3)-9=0
(x-3)(y-3)=9
(x-3、y-3)=(1,9)(3,3)(9,1)
(x、y)=(4,12)(6,6)(12,4)


・N進法・・・存在感が薄いですが、2進法、3進法、5進法あたりは出やすいです。整数、小数において直し方を確認しておきましょう。









それでは当日、がんばってください^^

数学Ⅰからの続きです
数学ⅡBはこちらから

当日に携帯で!センター数学直前チェック(数学 II・B:2016Ver)

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いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^ 


センター試験までついに1日を切りました。


数学は暗記科目と違い、当日になると手持ち無沙汰になってしまうことも多いです。(今年は時間割が変わり、理科との兼ね合いによる待ち時間はないようですが^^;)

とりあえず傍用問題集やチャートの表紙にある公式一覧はコピーして持っておきましょう。

(拙著Principle Piece の数学IIを全てお持ちの方は、後ろの原則一覧だけあれば十分^^)


こちらのエントリーは、その公式とともに、「当日に携帯で見られる数学直前チェック」として書いてみることにします^^ 



数学Ⅱは主に後半の分野から出題されますので、そちらから。


[1] 数学II 三角関数
もっとも公式の多い単元です。まずは公式を全てチェックしてください。
加法定理以降に目が行き過ぎて、加法定理前の公式が抜けないようにしましょう。

・加法定理前
■弧度法への変換
┗45度(1/4π)の何倍、30度(1/6π)の何倍、60度(1/3π)の何倍かで考えると分かりやすいです。

225度=45×5 → 5π/4

■相互関係
90-θ 、90+θ、180-θ、180+θ、270-θ、270+θ、360-θ(-θ と同じ)については、全てきちんと確認しておきましょう。赤字は必須!




・加法定理以降

加法定理、倍角、半角は毎年必ず聞かれます。cosの倍角は3通り表し方があり、出題頻度がとくに高いです。

また、sin2θ=2sinθcosθ を逆に用いた sinθcosθ=sin2θ/2 にも注意。

加法定理や倍角の公式を用いて36度(π/5)や18度(π/10)の考察をするものも数回出ています。θ=18度は sin4θ=cosθ 、sin2θ=cos3θ などを満たすことを確認しておきましょう。


■合成
合成を聞かれている場合は、■sin(θ+●) の形の穴埋めになっているときです。合成は、角度が一緒で、sinとcosの1次の項があれば出来ます。



[2] 数学II 指数対数・対数関数

こちらは、ダントツで方程式・不等式の頻度が高いです。置き換えにしたがって素直に計算しましょう。

条件式の変形の際には、対数公式 log M+log N=log MN や 底の変換公式が聞かれやすいです。

真数にあった場合はx>0、底にあった場合はx>0、x≠1 です。これも数回聞かれています。

また、指数で(2の3乗)+(2の-3乗) のような形になる場合は、x+1/x の形なので、相加相乗の関係で最小値を出させることも要チェックです。


また、対数不等式では、底が1より小さいか大きいかで、logをはずすときに不等号の向きが変わります。過去、2年連続で聞かれた題材でもあるので、こちらも忘れずに。







[3] 数学II 微分・積分

・接線の方程式 y=f’(a)(x-a)+f(a)

関数や接点のx座標に文字「a」が入っており、その点における接線の式などを「a」で表します。上記公式を使いこなせることは必須です。


・曲線外からの接線 

曲線外からの接線の場合は、接点を(t、f(t))とおいて接線をtの式で表します。(上の方法)それが曲線外の点を通るとして方程式を解きます。この方程式の解の個数が、そのまま接線の本数と結びつくことは重要!!





・軌跡 (図形と式)


また、この単元でよく聞かれるのが軌跡です。x、yがaで表されているとき、aを消去すればx、yだけの関係式になりますので、
「a=(xの式)になおしてyに入れる」と覚えておきましょう。


・3次関数の最大・最小 
3次関数の最大・最小は微分して増減です。センターでは増減表を丁寧に書く必要はありません。極値、定義域があるなら端っこを調べておきましょう。それで十分です。


・面積 
面積計算は配点が大きいので、慎重に。なお、例の a/6(αーβ)^3 の公式がいつ使えるのか、きちんと確認! 「a」が1でないときは非常に忘れやすいので、注意です。

面積は正ですが、グラフの上下関係が一定ならば符号違いが出てくるだけなので、最後に出た答えで調整すればOKです。(-10って出たら10が答えということ。)


また、どこの面積を聞かれているのかきちんと図を書いて調べましょう。ある程度の精度で図を書かないと、どこのことを指しているのか分からないときも、この問題ではよくあります。 まあまり雑だと、領域自体が存在しないようなこともありますので、そのようなときは丁寧に書き直しましょう。




[4] 数学B 数列

・等差数列、等比数列の一般項と和の公式
さすがに覚えていると思いますが、最終チェックを。

等差数列の和・・・
初項、末項、項数が分かればもとまります。
等比数列の和・・・初項、公比、項数が分かればもとまります。

 


・Σの計算

■k、k^2、k^3の公式はもちろん暗記していますね。

■階差数列からもとの数列を求めるを求めるための公式

■一般項a_nと和S_nの関係式

■部分分数分解して和を求めるパターン(まんなかごっそり消えます)

■等差数列×等比数列の和 Sー(公比)Sを考える


公式暗記以外に、解き方や手順を理解していないとできないものもあります。部分分数分解で和を出すものも過去に出ています。



・漸化式 パターンがたくさんあります。あまり難しいものは誘導ありですが、最低限手元で見直せるパターンは全て見直しておきましょう。

■等差型、等比型、階差型に直せば漸化式は解ける。

■a_n+1=pa_n+q 型 特性方程式を解く


教科書に記載されているこれらのパターンは、最低限理解しましょう。



・数学的帰納法 

センターでは2年前ぐらいに初めて出ましたが、頻度は低いです。証明の途中を埋めさせていきますので、添字(nなのかn+1なのか)などに注意して読みながら埋めていけば、そんなに怖くないでしょう。




[5] 数学B 平面ベクトル・空間ベクトル
平面も空間も、ベクトルで表す限り公式は殆ど変わりません。成分で表すと1つ増えるだけです。




・ベクトルの和、差、実数倍、成分計算等はOKでしょう。

・内積計算・・・始点を必ず合わせてから、なす角度を計算することに注意!

・成分における内積、cosθ・・・公式を確認。

垂直=内積ゼロは、ほぼ毎年どこかで聞かれます。


・位置ベクトル
問題文に書いてある基本のベクトル(平面なら2つ、空間なら3つ)に線を引く!基本ベクトルは、問題の要となります。

・基本ベクトルがAB、AC、ADとかなら、それはA基点のベクトルで考えなさい、ということになります。
PQ(→)=AQ-APと即座に直して計算しましょう。



以下、O基点、基本ベクトルはOA,OB,OCとします。位置ベクトルで重要な公式を並べます。


・直線A、B、Cが一直線上 (平面、空間共通)
AB=kAC (実数倍)

・直線AB上の点P (平面、空間共通)
OP=(1-s)OA+sOB (係数の和が1)


・例 OAとBCの交点P 直線の中にOが入っているときは、まず実数倍で設定(OP=kOA)する方がラクです。


・例 ACとBDの交点P 直線の頂点にOがないなら、どちらも係数の和が1となる設定で行きましょう。


※垂直条件は、点を設定してから最後に使います。


・点Pから直線ABに下した垂線H (平面・空間共通)
 OH=(1-s)OA+sOB とおき、 PHとABの内積ゼロで方程式。 


・平面ABC上の点P (空間のみ)
A,B,C,Pが同一平面上にある、など違う表現になることもあります。図形的な意味を考えましょう。

OP=(1-s-t)OA+sOB+tOC (係数の和が1)


・点Pから平面ABCに下した垂線の足H

OH=(1-s-t)OA+sOB+tOC とおき、PHがAB,ACの両方に垂直であることを利用。








それでは、当日頑張ってください^^

数学Iはこちらから
数学Aはこちらから

このブログも、ネットからの情報に過ぎない。

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●数学I・A、数学II・Bの解き方速報の予告

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^ 

今年も始まりました。センター試験。1日目の結果はさておき、2日目に全力を尽くしましょう。特に1日目が思うように行かなかった皆さんは、悔やんでも結果は変わりませんので、気持ちを切り替えます。「運は2日目に使うんだい!!」ぐらいの気持ち!


センター試験の問題は、ネットなどでは何かしらで話題となります。今年では、国語の現代文に「着せ替え人形のリカちゃんは国民的アイドルである」という趣旨の文章が出たという記事を見ました。


昨年では、数学IIBに「7倍角の公式が出た」など、です(そんなわけはないのですが^^;)。


私のこのブログ含め、やはり当受験生の皆様は、試験当日は休憩中であっても、怖いもの見たさでネットから余計な情報を仕入れないように過ごすべきでしょう。予備校の難易度評価や分析も、平均点が出てから変更されるので、一喜一憂するぐらいなら見ないほうがよいです。



私は毎年、数学I・Aおよび数学II・Bについて、解き方の速報をUPしています。もし早くUPできたとしても、上記のような理由により、2日目が全て終わる17:40まではUPいたしません。


当日に見るなら、こちらにしてください^^

センター当日チェック(数I)
センター当日チェック(数A)
センター当日チェック(数IIB)


それでは2日目、みなさん頑張ってください。



センター試験数学Ⅰ・A|2016年度大学入試数学

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2016年I・Aは易化。全体的に流れが素直で取り組みやすい。


いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^
今年もまた、この季節がやってまいりました。


2016年に行われる大学入試数学をKATSUYAが解き、その感想や難易度などをなるべく早い段階でアップしていきます。


(受験生の方たちを考慮し、2日目の科目が全て終わるまではエントリーしないことにしています)




評価指標のみかた

1.難易度 A(易)~E(難)

2.パターンレベル 
 Lv.1(習得していて当たり前)
 Lv.2(習得していないと、差をつけられる可能性がある)
 
Lv.3(習得していなくてもしょうがない)

3.解答するまでの標準的な時間


です。これら3点から、各問題ごとにコメントしていきたいと思います。





2015年センター試験数学Ⅰ・A【新課程】(60分)

解き方はこちらをご覧下さい^^ (あとで)







■全体評価

昨年より易化しました。

大問構成が大幅に変化しました。第1問、第2問ともに[1]~[3]までとなり、第3~第5問が選択となりました。

第1問は、[1]不等式、[2]論理と集合、[3]2次関数 です。論理と集合は慌てるとミスしやすい。2次関数は軸分けなどが全くなく、明らかに易化。


第2問は[1]三角比、[2]、[3]データの分析 です。三角比は昨年よりも図形のイメージがしやすく、易化。[2]のデータの分析も昨年よりも判断しやすいデータと文章が並びました。[3]は若干、数学Iの範囲を逸脱しているように思えますが、落ち着いて考えればできるか。


第3問の確率は傍用要問題集レベル。確率もかけ算のみで出せるものが多く、昨年より易化。条件付き確率も、よくある典型パターン。

第4問の整数も昨年より量が減ってます。n進法の問題が出題されたが、落ち着いて考えればどうってことはないレベル。

第5問の平面図形が、唯一の昨年並みでしょうか。角の二等分線や方べきの定理、円周角の定理、チェバ、メネラウスなど盛り込まれているので、適切に用いないと全て解答するには厳しい。


※あくまで、KATSUYA個人の見解です。各予備校の見解にひっぱられないよう、各予備校の分析は(この時点では)拝見しておりません。




■目標解答時間・・・・65~68分 【40~42分】←穴埋め解答時間
(■昨年の時間・・・・79分 【54分】←穴埋め解答時間)

※幅があるのは、選択問題で時間が異なるためです。

数学Ⅰは構成が変化したのでやることがころころ変わりますが、計算量は前回よりかなり減っており、ゆっくりやっても時間は余ったと思われます。



KATSUYAは、28分で終了しています(第4問までなら19分)。




第1問 [1](1次関数の最小値、A、新傾向、易化、7分【4分】)

1次不等式からの出題です。1次関数は、傾きが正のときか負のときかで、左端と右端のどちらが最小になるかを場合分けします。

それさえ分かっていれば、(それを聞いている、と見抜ければ)どうってことはない問題ですね^^




Principle Piece Ⅰ-191次関数は定義域の両端で最大・最小でえある
(Principle Piece 数Ⅰ 2次関数 p.4)



最後は、分けたそれぞれで不等式をとき、場合分けの範囲との共通範囲を取りましょう。(これを忘れないように!!)




KATSUYAの感想

ん?2次関・・・・いや、1次関数だわ^^; ってことは、傾きの正負でわけろということね。解答時間2分。









第1問[2] (論理と集合、包含関係、必要十分、AB、例年並み、6分【3分】)


包含関係の記号をきいてくるという、見慣れない形です。

・ある「要素」が集合に含まれているかどうか
・集合と集合の関係

を表す記号を正しく理解できているか、という問題でしょうが、少し分かりにくいものもあり、いい問題とは言い難いですね^^;

後半は有理数、無理数系統の必要、充分の問題です。pとqについては、わかりやすかったと思いますが、「p」と「r」については、ひっかかった人も多いかもしれません。

「r」→「p」もダメです。x=0が反例となります。前半にある「ス」がヒントなのでしょうが、ひっかかりやすそうですね。




KATSUYAの感想

前半:なんじゃこりゃ??「ス」は何を入れる??「A=・・・」だからA同じ「集合」にしろ、ってことか。じゃあ和集合かな。 後半はいつもどおり。p→q、p→r とか絶対×やろ^^; 逆は・・・q→pはいける。r→pも行け・・・ x=0あかんわ。これ気づかんかも。解答時間2分。








第1問[3] (2次関数、連立2次不等式、AB、昨年比:大幅易、6分【3分】)


文字定数入りの連立不等式です。文字定数が入っている場合は、場合分けして答える問題が傍用問題集などでは多く見かけますが、今回はaの範囲が決まっているので場合分けの必要はなく、負の共通範囲があるかどうかを判断するだけです。

この手の問題は、簡単に因数分解できることが非常に多いです。答えの形からしても、因数分解できることには気づきましょう。範囲を出すことができれば、あとはー20とー4aだけを気にすればよいとわかりますね^^




KATSUYAの感想

2次関数、これだけ?最大値も最小値も判別式もなしで、連立不等式だけ?しかも場合分けもないし。なんかしょぼいなぁ。解答時間1分。







第2問[1]  (三角比、正弦定理・余弦定理・外接円の半径、B、昨年比易、10分【6分】)

今年の三角比は、昨年と同傾向と言えます。点Pを固定せずに動かし、特別な場合について考察するというものです。昨年も外接円の半径の取りうる値を聞いていましたが、「sinがどう変化するか」を考察する問題でした。


「sinの値」や「面積」が最大」なるときという表現は、今後も要注意と言えます。


とはいえ、今年は昨年よりイメージしやすかったのではないでしょうか。(1)は2PA=3PBなので、PAの方が長いです!要注意。なんか、今年はちょこちょこ引っ掛けてきますね。(IIBはもっとひどかったです)



(2)は、Pが弧ABの真ん中(正三角形)、(3)は∠Bが直角になるとき(1:2:√3)です。形も非常にわかりやすかったので、ここは全問正解したいですね^^


なお、(1)はこちらで方程式を作ります。

Principle Piece Ⅰ-422辺夾角、および3辺なら余弦定理
(Principle Piece 数Ⅰ 三角比 p.22~23)


角度が分かるのは∠APBなので、AB^2=・・・の式を立てましょう。

Principle Piece Ⅰ-43余弦定理は角度が分かっている部分に適用する
(Principle Piece 数Ⅰ 三角比 p.24)




KATSUYAの感想 

昨年より全然簡単やな。昨年の三角比(特に最後!)正答率低かったと見た。でも、今年はちょっと全体的にユルすぎるのでは・・・解答時間3分。







第2問 [2]および[3]  (2データ相関、箱ひげ図とヒストグラム、分散、共分散、相関係数、昨年並み、12分【8分】)


今年のデータは、昨年よりも文章の正誤が判断しやすかったので、時間もそこまでかからずに出来たのではないでしょうか。

[2]と[3]の前半はかなり簡単です。正の相関、負の相関やその「強さ」について、散布図との対応がきちんと出来ていれば問題ありません。

「計算にばかりとらわれず、こういった基本的、定性的なことの理解もしなさい」というメッセージでしょうか。


[3]の箱ひげ図は、時短テクにも書きましたが、この手の推測は「Q1~Q3」と「最大値、最小値」 を見ればできます。今回は最大値の区間が違うもの、最小値の区間が違うものを見れば出来ます。


[3]の最後は、「普段から分散や共分散、相関係数の計算過程をどれぐらい意識して求めているか」にかかっています。

元のデータよりも全体的に値が1.8倍になっています。分散は、まず平均をとって(1.8倍+32)平均との差(1.8倍のまま)を求め、それを2乗します(1.8×1.8倍)従って、その平均ですから、1.8×1.8ですね^^

共分散はどうでしょう。片方は平均との差が変わりませんが、片方は1.8倍されています。どちらも2乗しませんので、かけ算して1.8倍ですね^^


相関係数についても、落ち着いて考えます。
まず分母。セ氏のままの分散はそのまま、華氏のデータは分散が1.8×1.8倍 になっています。√をとって標準偏差にしますので、分母はトータルで1.8倍です。
分子の共分散も1.8倍ですから、結果相関係数は変わらず、です。


相関係数は意味から考えても、単位を変えただけで相関が出たりでなかったりするのは、おかしいです。変わらないハズですね^^




KATSUYAの感想

昨年よりだいぶ判断しやすいな。[2]は小学生の社会の資料読み取り問題やろ。[3]の箱ひげ図余裕。(2)は・・・[2]と一緒やん^^;  (3)数値を変換したときに分散とかがどう変化するか、ということやな。なんか数学Bの範囲のような気もするが・・・まあ出来ないことはないか。解答時間計5分。








第3問 (確率、球を取り出す、条件付き確率、昨年比やや易、AB、12分【8分】)

昨年は確率がまったくありませんでしたが、今年は条件付き確率までしっかり出ていました。マーク模試などで難しい確率をやっていた人にとっては、かなり簡単だったかもしれません。


今年はルールが簡単で、しかもかけ算一発で出せるものが結構多めでした。


最初は「少なくとも」ですから、余事象です。A、Bともに白を取る場合を引けばOKです^^


Principle Piece A-9「少なくとも・・・」なら補集合(余事象)で考える
(Principle Piece 数A 論理と集合 pp.21-22)


(2)もかけ算1発ですし、ここの条件付き確率は意味から考えても、かけ算のうしろである「5/11」がそのまま答えとなります。分かっている人には、ほぼ計算不要のレベルです。

(3)は本格的な条件付き確率ですが、傍用問題集などではよく見かけます。条件付き確率の分母は、「とき」の手前である「Bが白球を取る」確率です。これを求めるためには、

A赤B白((2)で出した)
A青B白(数値を聞かれている)
A白B白(書かれているが数値を聞かれていないので注意!)


の場合を全て足す(数値を聞かれている)必要があります。実はこの3つのうち一番下が、分子にくる確率です。


このように、「分母を求めている途中で分子を求めている」というのが条件付き確率の典型パターンです。2次試験でも使えますので、押さえておきましょう。




KATSUYAの感想

今年は確率か。(1)は簡単。(2)も・・・簡単やな^^; 意味わかってたらほとんど計算いらんわ。(3)は・・・・ああ、典型パターンね。今年は、全体的にひねりが少ない問題が多いかな。解答時間3分。短いな^^;






第4問 (整数、不定方程式の解、n進法、有限小数、AB、昨年比やや易、12分【8分】)


今年の整数問題は、2つのことをやります。最初に不定方程式がきました。係数が大きいので互除法を用いることが賢明でしょうが、すぐに「1」が出ますね^^

Principle Piece A-60ax+by=1の整数解
直感で見つかるならそれで、ダメなら互除法で
(Principle Piece 数A 整数 p.40)

解が1つ見つかれば、一般解は簡単に書けます。時短テクにも書きましたね^^

後半の「=10」は、特別解の15、ー7だけを10倍すればOKです。


(2)はn進法と有限小数の問題。2進法を4進法に直すなら、一度10進法にすれば簡単ですが、11011を「1011
」のように2桁ずつ区切って求めると、これが4進法区切りですので、簡単に「123」と求められます。

最後は6進法に従って素直に計算するだけです。27/216=1/8 など、数値が大きいですが、これぐらいの約分はさくっと出来るように。



KATSUYAの感想

今年も1次不定方程式か。因数分解系がいつでるか・・・て感じやな。後半はn進法きたか。さすがにまんべんなく出してくる。2進法から4進法ならラッキー^^

昨年、今年で出てないのは、、、、「余りの問題」と「最大公約数と最小公倍数から2数を求める問題」か。ん?まあいや、次に行こう。解答時間3分。昨年と変わってないな^^;








第5問 (平面図形、円周角、角の二等分線、方べきの定理、、チェバ、メネラウスの定理、昨年比やや難、B、15分【10分】)

今年の平面図形は、少し骨のある問題です。昨年との比較では、唯一難しくなった問題で、選択問題としては明らかにハズレです。


最初は円周角、次はそれを利用して角の二等分線の内分比、さらにメネラウスの定理です。(三角形と直線と書いてありますので、まだ親切^^)


(1)の「カ」が少し難しいでしょうか。これはチェバの定理で求める問題です。△AGDに対して、3直線が1点Eで交わっています。ここだけ誘導がないんですね^^;

ここが出来ればクリアできそうです。次の「キク」は、「同一円周上にあるので」という表現がありますので、方べきに気づいて欲しいところです。

(2)はイマイチ様子がわかりづらいですが、長さ4という情報がありますので、直径がこれ以下になることは不可能です。なので、これが最小値です。このとき、ABは直径です。

さらに図を書いていくと、C、Dが弧ABを3等分することが分かり、キレイな台形が出来ます。直線HABと直線CDGが平行なので、蝶ネクタイ型の相似を見れば最後まで解答できます。


DP/EPが出れば、最後まで出せますね^^





KATSUYAの感想

今年は昨年よりも使うべき定理が多様。うまく盛り込んだな。でもそこまで複雑になっているわけでもなく、いい問題^^ チェバは最初迷った。(2)は「ん??4?だよな?」と不安になるも、4以下には絶対になれないからいいか。図を書き直して最後まで終了。解答時間9分。






I・A 解き方はこちらをご覧下さい^^ 

II・B(新旧共通) 解き方はこちらをご覧下さい^^ (あとで)
II・B(新旧共通) 難易度評価はこちらをご覧下さい^^ (あとで)



■対策


レベル的には、教科書の章末問題レベルです。そのレベルの問題を、いかに素早く解くかがカギになってきます。


まずは教科書傍用問題集などで、すべての分野をまんべんなく学習しましょう。


教科書であれば節末、章末問題を、傍用問題集であればA問題とB問題の*マークあたりを解くといいでしょう。



計算力がものを言います。どの単元も、まんべんなく少しずつ問われますから、すべての計算を素早く計算する習慣を普段から身に付けておいてください。


2次で数学がいる人は、特に意識する必要はありません。

2次の対策がそのままセンターの勉強になってます。過去問や模試などで、形式になれることだけしておくといいでしょう。








■関連記事■

 数Ⅰ・Aをもう一度おさらいする




■関連するPrinciple Piece■

 Principle Piece 数学Ⅰ 方程式と不等式
 (今年はありませんでしたが、一応)

 Principle Piece 数学Ⅰ 2次関数
 (第1問対応)

 Principle Piece 数学A 論理と集合
 (第2問 [1] 対応)

 Principle Piece 数学Ⅰ 三角比
 (第2 [2]問対応)

 
Principle Piece 数学A 集合と場合の数
 (第4問対応)

 Principle Piece 数学A 確率
 (第4問対応、こちらも一応)

 Principle Piece 数学A 整数
 (第5問対応)

   Principle Piece 数学A 平面図形
 (第6問対応)

   Principle Piece 数学IA 原則のみ
 (全問対応)






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【解き方】センター試験数学 Ⅰ・A | 2016年度大学入試数学

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2016年I・Aは易化。全体的に流れが素直で取り組みやすい。


いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^


本エントリーは、実際にKATSUYAが解いたセンター試験の解答になります。マーク式なので丁寧な解答にはなっておりませんが、どのように私がといているのか、生の解答(途中など)をご覧いただけばと思います。


少しでも参考になれば、幸いです^^






「いや、ここはこうした方が早いぞ!」という部分があると思った人は、コメントいただけると幸いです。みなさんのさまざま意見(解き方)は、読者の皆様にとって、お互いに情報となっていきます。いろんな解き方を教えてください^^





I・A(新課程) 評価はこちらをご覧下さい^^ 


II・B(新旧共通) 解き方はこちらをご覧下さい^^ (リンクはのちほど)
II・B(新旧共通) 難易度評価はこちらをご覧下さい^^ (リンクはのちほど)





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 (第2問 [1] 対応)


 Principle Piece 数学Ⅰ 三角比
 (第2 [2]問対応)

 
Principle Piece 数学A 集合と場合の数
 (第4問対応)

 Principle Piece 数学A 確率
 (第4問対応、こちらも一応)

 Principle Piece 数学A 整数
 (第5問対応)

   Principle Piece 数学A 平面図形
 (第6問対応)

   Principle Piece 数学IA 原則のみ
 (全問対応)



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