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先日の、方程式の有理数解の問題の解答です。
解答
(日本獣医生命科学大 2013)
解説
今回は方程式の有理数解です。前回とタイトルは同じですが、用いる手法は全然違います。
ヒントに書きましたように、因数定理の代入候補(下の原則を参照)を考えることが本問の本質となります。なぜ、代入候補が絞られるのかについての証明ができれば、そのまま今回の解答につながると思います。
(拙著シリーズ(白) 数学II 複素数と方程式 p.28)
本問は、方程式の最高次の係数が1であることから、「有理数解であれば整数解」ということに気づけるかどうかがカギとなります。これができれば、ほぼ勝ちでしょう。
(1)は「整数解」の判定ですので、はなから整数と決め付けて議論をすすめることができます。定数項の3だけを移項すると、整数xがあるとすれば3の約数であることがすぐに分かります。
(2)は有理数解ですから、(1)のようにはいきません。有理数解ならば整数解であることを示してから、整数解の議論に持ち込みます。k=ー1、0のときは因数定理により簡単に因数分解できるので、ちゃちゃっとしてしまいましょう。
有理数解の議論の仕方の原則は、きちんと把握しておきましょう。
(拙著シリーズ(白) 数学A 整数 p.65~66)
p、qが互いに素であることを抜かすと、p=1であることが言えません。忘れないようにしてください。
2.解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。
3.解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。
Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。
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センター対策は万全でしょうか??
Principle Piece 数学II・B 第1回センター模試
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