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【答え】対数不等式の表す領域 PieceCHECK 2016-32

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いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^

先日の、対数不等式の表す領域の問題の解答です^^

 

 

 

(高崎経済大 2013

 

 

今回は、対数不等式をとき、領域図示する問題です。この対数と領域の融合に加えて、不等式変形処理能力を問われる総合問題で、レベルは高めですが、このタイプの中では比較的穏やかです。

 

底があっていない場合は、とにかく底を合わせます。底を2に合わせれば、log xとlog yの2つしか変数が出てきません。見やすくするために置き換えましたが、置き換えなくてもOK。

 

log xをかけるときは、符号に注意です。今回はx<1とありますので、負と分かります。

 

※なお、この制限がない場合は、0<x<1と1<xで場合分けして解かなければいけませんので、もしそうであれば難関大でも十分出題される問題になり得ます。

 

対数不等式を解く際には、log xを置き換えるのか、置き換えないのかは以下の原則によって判断可能です。

 

 

Principle Piece II 

対数方程式その2 log ×log のときはlog 自体を置き換える

(拙著シリーズ(白) 数学II 指数関数・対数関数 p.20-22、番号調整中)

 

log x+log y=log xy とできますが、 (log x)(log y)は変形できませんので、そのまま置き換えてしまおう、ということです。

 

(X-Y+1)(X-Y-1)<0 は、Xについての2次不等式のつもりで解き、それをYについて整理し直せば大丈夫です。文字が入ると途端に解けなくなる人がいますが、(2次不等式)<0の基本形は、(=0の小さい解)<x<(=0大きい解) です。

 

最後の領域図示では、真数条件(x>0、y>0)は絶対に忘れないようにしましょう。

 

 

 

1.解けた人は、今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

2.解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。

3.解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。

 

 

 

Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。

 

 

 

 


関連する拙著シリーズなど

Principle Piece 数学II 指数関数・対数関数

 

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これまでのPiece CHECK が見たい人はこちら

 

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