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Channel: 東大数学9割のKATSUYAが販売する高校数学の問題集
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【答え】確率と漸化式(n桁の整数) Piece CHECK 2016-22

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いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^

先日の、確率と漸化式(点の移動)の問題の解答です^^

 

 

 

(早稲田大 スポーツ科学 2012

 

 

漸化式と場合の数を絡めた問題です。確率と融合することが多いですが、場合の数でも基本的には同じです。

 

当ブログでも、最も登場回数の多い原則かと思われますが、とにかくこちらを意識しましょう。n+1桁の整数は、n桁に1か2を加えて出来ます。

 

 

Principle Piece A-40n回目とn+1回目を詳しく見る

(拙著シリーズ(白) 数学A 確率 pp.39-43)

 

求めるものは3の倍数の個数ですが、それ以外の整数の集合も文字で置いておくと、遷移図が非常に書きやすいですね。

 

Principle Piece A-41関係のない部分も文字で置く

(拙著シリーズ(白) 数学A 確率 pp.39-43)

 

3の倍数かどうかは、桁の和が3の倍数かどうかで判定します。例えば、3の倍数の数字に1か2を書き加えれば、Bn+1かCn+1となりますね^^

 

出来た漸化式は、指数関数パターンですので、こちらの原則です。原題は誘導がありましたが、この程度は誘導なしで出来ましょう。

 

Principle Piece B-13a_n+1=pa_n+c^n  c^n+1 またはp^n+1 で割る

(拙著シリーズ(白) 数学B 数列 pp.34-35)

 

どちらの手法でもできますが、誘導された場合は、そちらに従わなければいけません。c^n+1で割った場合、p^n+1で割った場合のそれぞれで、どの漸化式に帰着されるかをきちんと把握しておきましょう。

 

最後の式の答え方に指定はありませんが、n乗の式はまとめておいたほうがいいです。2^n×3^nという表現ではなく、6^n に変形しておく、ということです。

 

 

 

 

 

 

1.解けた人は、今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

2.解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。

3.解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。

 

 

 

Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。

 

 

 

 


関連する拙著シリーズなど

Principle Piece 数学A 集合と場合の数

Principle Piece 数学B 数列



※拙著シリーズは、 アマゾンのIDからでも購入が可能になりました^^

 

 

これまでのPiece CHECK が見たい人はこちら

 

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