●当日に確認するなら、このエントリー^^ 数学ⅠAのセンター直前の知識層整理
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^
センター試験まで、いよいよあと2日となりました。さすがにこの時期は、センター試験に向けて模試や直前パックなどをやっていることでしょう。
数学は暗記科目と違い、当日になると手持ち無沙汰になってしまうことも多いです。(今年は時間割が変わり、理科との兼ね合いによる待ち時間はないようですが^^;)
とりあえず傍用問題集やチャートの表紙にある公式一覧はコピーして持っておきましょう。
こちらのエントリーは、その公式とともに、「当日に携帯で見られる数学直前チェック」として書いてみることにします^^
まず数学ⅠAは、大問構成が大幅に変わるでしょう。予備校が出している模試や予想問題もまちまちです。構成にこだわらず、単元ごとに行きましょう^^
[1] 数学Ⅰ 数と式
・基本的な2次方程式、2次不等式を解くことはできますよね^^
・絶対値がついているときの方程式
|A|=c ⇔ A=±c
|A|≦c ⇔ -c≦A≦c
|A|≧c ⇔ A≦-c、c≦A
→これは、cが定数のときだけです!使いどころを間違えないように!
例 |x+4|≦-5 ⇔ -5≦x+4≦5 はOK
例 |2x-1|≦x ⇔ -x≦2x-1≦x はダメ! すなおに、x≦1/2、x>1/2 で場合分けしましょう。
・√ がついた式の大小比較
4√5=√80 などとして、全て√ の中に入れてから 8<√80<9 として評価してください。
・3ー√2 と√3 の大小 「√が入っているものと入っていないものに分けて2乗する」を繰り返します。
3ー√2 と√3
→3と√2+√3 2乗して
→9と5+2√6 また分けて
→4と2√6 また2乗して
→16と24
→右の方が大きい!
【穴埋め裏技】
10までの√については、小数第3位ぐらいまでおぼえてけば大小比較は一瞬で出来ますので、ぜひ!!
√2=1.414・・・
√3=1.732・・・
√5=2.236・・・
√6=2.449・・・(暗記している人、すくないです)
√7=2.645・・・(暗記している人、すくないです)
√8=2.828・・・(√2の2倍!)
√10=3.162・・・
√ 絡みの対称式の問題も出ます。必須のものは要チェック!
x^2+y^2=(x+y)^2-2xy
(x-y)^2=(x+y)^2-4xy
→ x-y に戻すときには、正負に注意!
x と 1/x に関する対称式もぬかりなく。
x^2+1/x^2=(x+1/x)^2-2
(x-1/x)^2=(x+1/x)^2-4
→ こちらも、正負に注意。0<x<1 なら x-1/x は負です。
[2] 数学Ⅰ 論理と集合
こちらはあまり出題内容は変わらないと思われます。
・不等式の解などが集合になっている場合は数直線
p→q が真 pの範囲にqが含まれる、pはqの十分条件、qはpの必要条件 (必要・十分は大丈夫ですね^^)
・整数など、とびとびの値が集合になっている場合は基本的には全部羅列し、調査します。20個ぐらいであれば、書くのに1分もかかりませんので。
[3] 数学Ⅰ 2次関数
・平方完成(文字「a」が入っている可能性が大)を間違えると、全滅しますので、ここは慎重に。
・平行移動は、頂点比較か、y-b=f(x-a) の利用
→移動の仕方を聞かれているなら、頂点比較が有利
→移動の仕方がわかっていれば、y-b=f(x-a)利用です。
・最大値、最小値の軸分け メインイベント候補です。
■下に凸、最小値 (定義域●≦x≦▲とします。)
軸<● ●≦軸≦▲ ▲<軸 の3パターン分け
■下に凸、最大値 (定義域の●≦x≦▲とします。)
軸<(●と▲のど真ん中) (●と▲のど真ん中)<軸 の2パターン分け
■上に凸、最小値 (定義域●≦x≦▲とします。)
軸<(●と▲のど真ん中) (●と▲のど真ん中)<軸 の2パターン分け
■上に凸、最大値 (定義域●≦x≦▲とします。)
軸<● ●≦軸≦▲ ▲<軸 の3パターン分け
0≦x≦2 において f(x)≦0 → 0≦x≦2 におけるf(x)の最大値が0以下 と読み替えられるように。上の場合分けのあとで、ついでに聞かれるかもしれません。
・判別式Dの使いどころ(表現が多彩です。一通りチェックを!)
方程式なら・・・「2解を持つ(D>0)」「実数解を持つ(D≧0)」「重解を持つ(D=0)」
グラフなら・・・「2点で交わる(D>0)」「共有点を持つ(D≧0)」「接する(D=0)」「常に上方にある(D<0)」「すべてのxでy>0(D<0 かつ下に凸)」
※最近は、「≧」か「>」かも聞かれますので、要注意!
・切り取る線分の長さ
実際に解の公式で解き、大きい方から小さい方を引きます。
【穴埋め裏技】
弦の長さは、√(判別式D) です。知っておいて損はないでしょう。
・解の存在配置 軸分けと並ぶメインイベント。
■「2解がともに正」「異なる2つの正の解を持つ」「x軸の正の部分で2回交わる」など
→条件は、軸>0、D>0、f(0)>0(y切片が正) です
■「2解がともに負」「異なる2つの負の解を持つ」「x軸の負の部分で2回交わる」など
→条件は、軸<0、D>0、f(0)>0(y切片が正) です
■「正と負の解を持つ」「解が異符号である」「x軸の正と負の部分で交わる」など
→条件は、f(0)<0(y切片が負) のみです。これが出たらラッキー^^
[4] 数学Ⅰ 三角比
・正弦定理・余弦定理の使い分けチェック!
角度の情報が多い・・・正弦の可能性大
長さの情報が多い・・・余弦の可能性大
外接円の半径・・・正弦確定
余弦定理は方程式型もよく出ます。2辺と、間以外の角度が分かっている場合に使えます^^
例:AB=5、BC=7、∠CAB=60° のときCA=x を求める。(本番では、必ず大きく絵を書く!)
49=25+x^2-2・5・x・cos60°
x^2-5x-24=0 (x-8)(x+3)=0 x=8(>0)
・角の二等分線の長さ:面積を2通りに表すことで解けます。他にも、「垂線の長さ」「内接円の半径」はこの方針の可能性大です。
・tan を聞かれたら、直角三角形を見つける or 作る
正弦・余弦みたいな定理が tan にはありません。三角比の最初の定義に従い、直角三角形を見つけて比を出してください。
・立体問題のとき 自分が着目する三角形は、余白に改めて書く。立体にムリヤリ書くと長さをあやまります。また立体問題でも、「平面に下した垂線の長さ」は、体積を2通りに表すことで解けます。
[5] 数学I データ分析
・まずはデータをとっとと小さい順に並べる。中央値、第1四分位数などの出し方は要チェック。
例 データが30個ある場合
第1四分位数・・・小さい方から8個目
中央値・・・小さい方から15個目と16個目の平均
第3四分位数・・・小さい方から23個目 (22個目ではありません!)
・箱ひげ図とデータの関係
箱の長さ、ひげの長さはデータの個数と関係ありません。みな、同じ個数だけあります。
・散布図を選ぶ際のヒント
1.最大値、最小値が合っていないものは即消去
2.残ったものについて、散布図のどこが違うかをよく見て、その部分だけ元のデータをチェックしてみる。
3.データが全部ない場合は、中央値や第1四分位数などを手がかりにする。(第1四分位数より少ないものが8個あるものが正解、など)
・分散、標準偏差、共分散、相関係数の求め方は要チェック。なお、相関係数は0.7以上、あるいはー0.7以下であれば、散布図を見た瞬間に右上がり、右下がりと判断できるレベルです。0.5ぐらいだと、実は微妙です。数値とグラフの目安を覚えておきましょう。
※数学Aも書いていたんですが、「ブログが長くて保存できません!」と怒られたので、分けて書きます^^;
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当日に携帯で!センター数学直前チェック(数学 I)
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