Quantcast
Channel: 東大数学9割のKATSUYAが販売する高校数学の問題集
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1670

【答え】条件を満たす複素数平面上の点 PieceCHECK 2014-85

$
0
0
NEW(9/2)


センター数学過去問の評価一覧はこちらからどうぞ




いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^



先日の、条件を満たす複素数平面上の点の問題の解答です^^ 



(頻出問題)



頻出タイプの不等式成立条件の問題です。一度でも経験していればどうってことはないのですが、逆に初見では最初の1行が書けず、お手上げでしょう。


ヒントにも書いたとおりですが、大小を比較している以上、実数でなければいけません。このタイプの問題は、ほぼその考え方で解けるでしょう。


Principle Piece Ⅲ-新4大小関係の不等号を見たら実数条件の問題だと考える
(Principle Piece 数学Ⅲ 複素数平面 pp.11~12)


複素数平面で実数条件から式をいじる場合は、共役複素数と「=」で結ぶのがスタートです。分母を払っていき、因数分解していきましょう。

z自体が実数のときは、正負で分けるのがいいと思います。負のときはほぼ明らかですね^^

|z|=1 のときは実部が2cosθなので、常に成り立ちます。


【N.B.】
今回は 「10/3以下」という条件としましたが、例えば「1以上10/3以下」という条件になっても、まったく同様に出来ます。この条件化では、以下のように領域が変わります。

実軸から負の部分はなくなり、正の部分はそのままです。円周上では、動径と実軸のなす角が -π/3~
-π/3 の範囲のみとなります。

結果、地図記号の消防署を横に倒したような図形になります(真ん中は突き出ています)。この手の不等式だと、答えは必ずこうなりますね^^










【1】「こんなの簡単すぎる!!」と思った人は、Pieceが身についています^^今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

【2】解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。


【3】解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。


Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。








<関連するPrinciple Piece> 【今回のようなタイプの問題も収録してあります^^】







<過去のPiece CHECK>
2年分のPiece CHECKを分野別にしてあります。これだけ見れば、問題集1冊分ぐらいあります!











NEW(9/2)


センター数学過去問の評価一覧はこちらからどうぞ













※受験ランキングに参加しています。「役に立った」という方は、クリックしていただけると、すごくうれしいです^^/



 



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1670

Trending Articles