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【速報】関西大学 文系(2月1日) | 2014年大学入試数学

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●2014年度大学入試数学評価を書いていきます。今回は関西大学(文系、2/1)です。

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^


いよいよ、2次試験シーズンがやってきました。すでにお馴染みになってきたかもしれませんが、やっていきます。
2014年 大学入試数学の評価を書いていきます。


2014大学入試シリーズ第4弾。

私大シリーズ、第4弾。

関西大学(文系、2月1日)です。


問題の難易度(易A←→E難)と一緒に、

典型パターンのレベルを3段階(基本Lv.1←→高度Lv.3)で書いておきます。
また、☆は、「解くとしたらこれがいい」というオススメ問題です。


難易度の指標は、こんな感じです。


 

D・・・難関大学でも難しい部類の問題。

E・・・超高校級の難問。試験場では即捨てOKの問題。



また、解答までの目標時間を、問題ごとに書きます。

※目標時間=解き方を含め、きちんと完答するまでの

標準的な時間です。



したがって、

目標時間を全部足すと、試験の制限時間を越える

ことも、当然ありえます。



同時に、その時間の2倍考えてもまったく手がつかない場合は、

ヒントや答えをみるといい という目安にしてください。




関西大学 文系(3科型 2月1日) 

(試験時間60分、3問)


全体総評・合格ライン

大問間の差が少しはげしいかな、という印象のセット。第1問、第2問は穴埋めなので下手するとほぼ一瞬で終わる可能性もある問題。第3問は打って変わって、割と難しめの問題で、類題経験済みでかどうかで差がついたでしょう。


試験時間60分に対し、

目標解答時間合計は45分。

第3問で25分を見ていますが、ちょっと少ないですね^^;  
私は正確に測っていませんが、20分弱で終えてしまっているので。。。




■合格ラインですが、

第1問は正解したいところ。
第2問は最後のnまで正解できれば御の字。
第3問の(1)が出来れば、ほとんど万点狙えます。


他科目との兼ね合いがあるので、合格ラインは昨年通りの65%ぐらいだと思います。
この大学は3科型なので、数学は選択です。数学選択者は今年は確実にお得でしたね^^




第1問・・・連立方程式、対称式(3文字)(AB、7分、Lv.2)

3文字の対称式に関する連立方程式。対称式が出てきたら、もうこの原則しかありません。

Principle Piece Ⅰ-13x,y,zの対称式
→ x+y+z、xy+yz+zx、xyzの情報

(Principle Piece 数学Ⅰ 数と式 p.26)


xyzは与えられていますから、あとは前者2つを出すだけですね。誘導がいらないのではないか、と思うぐらいの問題でした。最後のtに関する式ですが、要は解と係数の関係を用いているだけですね。


※KATSUYAの解いた感想

特にコメントなし。これは流石に簡単。解答時間5分。





第2問・・・三角比、数列(AB、13分、Lv.1)


三角形の面積と、簡単な数列の問題です。三角形は3辺が与えられていて面積を聞いているので、こちらの原則を適用しましょう。

Principle Piece A-47余弦でcos → 相互でsin → 面積公式

(Principle Piece 数学A 余弦定理 p.29~30)


後半の数列ですが、各辺の長さが●倍なら、面積は●^2倍です。当たり前ですよね^^;  最後のnは、だいたいこのへんかな、というnを当てはめてみることです。答案に書くときは、大小が逆転する瞬間の2つだけを書けばOK。


※KATSUYAの解いた感想

こっちもかなり簡単だな。数学選択者有利の年?まだ第3問あるか。解答時間6分。





☆第3問・・・軌跡、面積(B、25分、Lv.2)

ある点が三角形の周上を動くときの、点の変換先に関する軌跡の問題です。

周上を動く場合は、メンドクサイですが、「辺ごとに調べる」しかありません。絶対値のような折れ線グラフでは、折れているところで調べます。それは直線の式が変わるからです。

理由を考えれば本問でも辺ごとに分けるのは自然な発想になるかと思います。最後の面積は大丈夫でしょう。0~1と1~2で分けてもいいし、0~2で積分してから三角形を引いてもOK。





※KATSUYAの解いた感想

おお、周上を動くタイプか。今までに比べると急に難易度が・・・^^;形も単純だし、ちょうど文系用といった感じ。解答時間8分。



対策

難易度的には、センター試験に少し毛が生えた程度だと言っていいと思います。特別な難問を演習する必要はなく、レベル的には黄色チャートを繰り返すことでも十分対応できるでしょう。青チャートだと逆にお釣りがもらえますね^^

穴埋め問題に対応できるために、最低限の答案量で計算する練習もしておくことも重要です。

以上です^^
次回は、関西大学(理系全学部)です。


■他年度、他の大学の入試数学■

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>> 2013年度




■関連するPrinciple Piece■

★ 数学Ⅰ 数と式 (第1問)

★ 
数学Ⅰ 三角比 数学B 数列 (第2問)

★ 数学Ⅱ 図形と式 数学Ⅱ 積分 (第3問) 




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