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四面体と空間ベクトル(答) Piece CHECK 2013-117

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いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATUSYAです^^


先日の、四面体と空間ベクトルに関する問題の解答です^^ 



(京都大 文 2011)


四面体に関する問題ですが、条件は遠まわしになっています。京都大学らしい設定です。

パターンにとらわれず、原則を理解しているかどうかがカギを握ります。空間ベクトルにおいては、これが原則です。

Principle Piece B-48空間ベクトルでは、基本ベクトルを3つおく

(Principle Piece 数学B ベクトル pp.62~63


高さを求めるということは、内積が絡みます。従って、

Principle Piece B-49基本ベクトルの長さ+内積3種で準備万端に

(Principle Piece 数学B ベクトル p.63

基本ベクトルをOA,OB,OCにするのはおそらくすぐに出来ると思います。長さはいいでしょう。あとは、内積です。

OABに着目すると、3辺がすべてわかっています。3辺がわかっていれば、内積は出せますね。


Principle Piece B-373辺から内積を求める → 余弦定理そのもの

(Principle Piece 数学B ベクトル pp.36~38


a・bはこれで出せます。残りの条件から、a・cも出せるわけですね^^


準備万端なので、あとは垂線ベクトルの求め方の原則に従いましょう。

Principle Piece B-53点から平面への垂線ベクトル
[1] 平面上にある。 s,t,1-s-t を係数に
[2] 平面をなす2ベクトルに垂直

(Principle Piece 数学B ベクトル p.75


未知数が2つ、垂直から内積の式が2つ。 求められますね^^な
お、この手の連立方程式は、計算がやや煩雑なので、慎重に。練習を兼ねて、「ああ、もう求められるわ^^」ではなく、かならず最後まで計算しましょう。

最後の計算では、1/25を前に出すとラクですね。


京都大学のような大学でも、原則を適用することで、「なんだ、こんなもんか」と思えるレベルになります。原則の重要性がわかりますね^^




1.解けた人は、今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

2.解けなくて、原則を知っていた人は、思考時間を長くする演習をしましょう。

3.解けなくて、原則も知らなかった人は、原則集めからやる必要があります。




Piece CHECKシリーズでは、出来あがった答案からは見えない部分を解説していくことで、「なぜそうやって解くのか」「いったいどこからそんな答案が生まれるのか」に答えていきます。






<関連する Principle Piece 数学シリーズ>

Principle Piece 数学B ベクトル







11月5日 NEW!!




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