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Channel: 東大数学9割のKATSUYAが販売する高校数学の問題集
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【センター】2015年 数学IA 第6問 平面図形

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●センター試験過去問の解説です。解き終わってから見てくださいね^^



いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^


センター試験が近づいてきましたので、本日からはセンター試験の過去問を題材に解説をしていきます。


※問題については、お手元の過去問集や、各種予備校のサイト、大学入試センターのHPなどから入手できますので、そちらをご覧下さい^^




おそらく、センター試験の過去問の解説やサイトの中で、最も「リアルな」解説になると思います。




2015年 数学IA 本試 第6問 平面図形



実際に紙面上でKATSUYAが解いたものは、こちらにあります^^



ここでは、センター試験として解くには、どこまで不完全な答案でよいか、といった、時短テクニックに重点を置きます。センター試験で解くときは、上の紫の部分さえ書けばOKです。






本題です。2006年以降、単体としては姿を消した平面図形が復活しましたが、以前に比べると求積が主体となっています。2005年前は証明問題の穴埋めが主体でした。来年以降は何とも言えませんが、求積が踏襲される可能性が高そうです。


平面図形の場合は、図形にどんどんわかった長さを書き込んでいき、使える定理を探していく手法が基本です。定理を、「長さ」系の定理なのか「角度系」の定理なのかに自分で分けておくといいでしょう。


センター時短テク平面図形の定理を「長さ系」と「角度系」に分けておく



最初は、CE・CBです。式の形や、円と直線が絡んでいることから「方べき」ですね。方べきの定理は、すべて交点から出発しますから、右辺も絶対にC●・C■のはずです。AとDしかありませんね^^;



次は重心です。「いきなり^^;」感が強いと思いますが、そのようなときは、「何か特別な状況」があります。BがECの中点でしたので、AB上にGがあると気づけば終わりです^^



次のDP/PEは差が出そうです。式の形から、「チェバかメネラウスの適用なのでは」と気づけばOKですね^^ 

3直線が1点で交わるところはないので、チェバではないので、メネラウスと予想できます。どの三角形とどの直線か、考え込むことも多いと思います。求めたい比であるD,P,E上の辺は、三角形の辺である必要がありますから、そこから絞り込みましょう。



長さの比を求めさせる問題は、旧課程の三角比との融合のときから出ていました。以下の定理のいずれかを適用すると思っておくといいでしょう。


センター時短テク「AB:BC」「AB/BC」はどちらも比を聞かれている
[1] チェバ、メネラウス
[2] 円周角相等から導かれる三角形の相似(方べきの証明過程)




上記[2]に関しては、こちらの原則とも併用します。

Principle Piece A-85円と2直線絡みは方べきと同時に相似を思い出す

(Principle Piece 数学A 平面図形 p.42 図は割愛)

(新版、旧版で記載ページおよび番号が異なる可能性があります) 




後半では、円周角による辺の比を利用した相似を使っています。前半と合わせると、まさに上のテクニックを両方使っています。


ここまで出来れば、最後はできますね^^




本コーナーでは、過去問の解説などからは見えない部分を解説していくことで、他にはない、独特の観点から解説をしていきます。







関連するPrinciple Piece

Principle Piece 数学A 平面図形
(円と直線が絡んだときの三角形の相似一覧を原則にしています^^)





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